宮崎あおい『少年メリケンサック』ねたばれ

日本の映画感想とあらすじレビューです。NHK大河ドラマ「篤姫」に出演した宮崎あおいちゃんの可愛い映画！もう、爆笑！爆笑！笑いたいあなたにおすすめ♪
楽しかったです〜〜。演技は安定した俳優が揃ってるし、監督もクドカン！と、来たら文句ないですね。ドラマで見るクドカンよりも映画の方が面白いと思いました。かんなのキャラが可愛くて〜段々と、バンドを愛するように思えてくるのも自然な流れで微笑ましかったです。

『少年メリケンサック』
監督　宮藤官九郎
主演　宮崎あおい、佐藤浩市、田口トモロヲ、木村祐一、三宅弘城、ユースケ・サンタマリア、勝地涼

あらすじ
メイプルレコードの新人発掘部に勤務する、契約切れ目前のOL・かんな（宮崎あおい）。何の成果も出せずに、ひたすら社長の時田と、ヤケ酒をあびる日々を過ごしてきたこの2年間…。そんなかんなに千載一遇のチャンスが舞い込む。ある動画サイトで、これ以上ない野蛮で、凶暴なパンクバンド＜少年メリケンサッ ク＞を発見したのだ！
契約延長との引換えに、彼らの全国ツアー敢行を命じられたかんな。半裸にモヒカン、眉なしパンチ、協調性ゼロのメンバーたちを引き 連れ、果たしてかんなは無事にツアーを乗り切ることができるのか？

ネタバレ感想
面白かったです！
普通に見て笑える、何も難しいこともなし！あの渋い演技、最近観た映画「アマルフィ 女神の報酬」の佐藤浩市が、ここまでだらしない、汚い「おじさん」になって登場だったのでビックリでした（笑）
宮崎あおい演じるかんなが偶然、見つけたバンド！
これ、mixiのページだったのでこれも予告編で見て驚きでしたね。これだけmixiって存在も大きいのだと。ネットで見たバンドを育てようと、かんなが頑張るのだけど……まさかのこのバンド、少年メリケンサックはすでに解散したバンドであり、ネットにあったのは古い映像だった……って展開にもびっくり。
まさか、おじさんバンドでそのまま演奏〜って流れも楽しかったです。

「パンクとは何？兄弟ケンカなの？」って怒鳴るかんなも笑える。
テンポ良くストーリーは進み、先が読めない展開でした。
ボーカルのジミーは普通に話せてたし、なんで車イスで動けない、しゃべれないフリをしてたのか〜それは、ハルオ、アキオ兄弟と関わりたくなかったのかな？とか。色々とあとで思いましたね。

監督・脚本が有名な宮藤官九郎だけあり、独特のクセもあるのかなあ。
でも、面白くてよくあるパターンに終わらないストーリーはさすが！って感じでした。
かんなの彼氏もダメダメ男で、最後にムリヤリ〜あんなラストになるとは。自分を裏切った想いでバリカンで、悔しくて髪の毛を剃ってしまうだけだと思ってました。
そしたら……ギターアキオの代わりにギターって流れも想像出来なかった。

かんな役の宮崎あおいさん。彼女はこの映画の撮影はNHK大河ドラマ「篤姫」の収録中に〜と、インタビューで言ってたのでそれもびっくりでした。
華奢な身体の宮崎あおいが、画面全体で演技をしてる！って印象でした。

ボーカルのジミーが歌う歌詞、「ニューヨークマラソン」って部分の本当の歌詞、これが面白かった。まさにTVに放送出来ない歌詞！っだったし。
マネージャーの合図を、最後はかんながして、暴れるアキオたちも楽しい。
だめだめな彼氏を気づかせてくれたメンバーの言葉や、態度も爆笑！

ハルオの若い時代を演じた俳優の波岡一喜がカッコイイです♪
ボケた？アーティストTELYAを演じた田辺誠一のキャラも面白い。なんだかアーティストってみんなあんななのかな〜？って思ってしまうほど＾＾；
ぼーっとしてるようで実は兄弟想いのハルオを演じた木村祐一も良かったです。
もちろん、暴れる中年おじさんを演じた佐藤浩市も！色々なキャラを演じられる俳優ですね。気楽に何も考えず、楽しめる作品だと思います。

ローディって言葉も懐かしく、ビジュアルバンドが好きな私にはツボ的な作品でした。ちなみに好きなバンドはX JAPANです。ライブハウスでヘドバンしてたこともあります〜だから、なんだか懐かしい想い、感覚で楽しめる作品なのでした。クドカンってやっぱ、すごい！
バンドのメンバーにいじられるかんなも面白かった(≧∇≦)
ほんと、笑える作品なので疲れたあなたにおすすめ映画です♪

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